年金

「公的年金シュミレーター」が4月下旬にリリースされます!

厚生労働省から自分の年金受給額を知ることが出来る「公的年金シュミレーター」が4月下旬から利用可能になる、との発表がありました。

リリースに先立ち、シュミレーターの特徴、動画による使い方の説明等がWEBサイトに掲載されています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/kouteki_nenkin_simulator.html

動画を視聴してみましたが、「ねんきん定期便」を利用することでより簡単にシュミレートできるようです。
22年4月以降発行の「ねんきん定期便」には2次元バーコードが記載されており、スマホで読み取ると「年金シュミレーター」が立ち上がり、生年月日を入力するだけで今の働き方を続けた場合受け取れる年金額が表示される、とのこと。
受取時期を変更した場合や働く期間を変更することで、どれだけ年金の受取額が変動するのかを確認できます。

ただあくまでこの数字は概算です。
正確な受取額を知るためには「ねんきんネット」を利用したほうがいいでしょう。

でも気軽に年金の事を調べられるのはとてもいいですね。

自分がいくら年金を受け取れるのか知ることは、老後の生活設計を考えるためにとても大事な事です。

「公的年金シュミレーター」一度使ってみてください。

国民年金の未納期間がある人は60歳以降もIDeCoに加入出来る!年金額を増やすと同時にiDeCoのメリットを享受しよう。

2022年5月から原則65歳まで加入出来るようになる

ideco(個人型確定拠出年金)は現在は60歳までしか積立を行うことができませんが、制度改正により2022年5月から原則65歳まで加入出来るようになります。

但し条件があり「国民年金の被保険者」である必要があります。

現在サラリーマンで60歳以降も継続雇用で会社に残る方は2号被保険者となりますので、idecoに65歳まで加入できます。

大卒サラリーマンは年金保険料の未納期間がある人が多い

しかし60歳で定年退職して会社を辞めてしまうと年金の被保険者では無くなってしまう(=年金保険料を支払う義務が無くなる)ためidecoの加入資格は無くなってしまうのでしょうか?・

サラリーマンは大学を卒業して会社員になった方が多数であると思いますが、殆どの方が学生時代に年金保険料を支払っていません。

日本は20歳になると年金加入が義務付けられていますが就職するまでの2年間(浪人してると3年間かそれ以上)年金保険料が未納になっている方が多いのです。

3年未納期間があると受け取る年金が8万円減る?!

国民年金は40年(480ヶ月)保険料を支払うと年金が満額で支給されます。

ちなみに2020年の満額は78万1692円になっています。

私の例でいうと20歳から23歳の3年間が未納となっており、貰える年金額は70万ちょっとです。8万減ってる訳です。

では今から未納の保険料を納付する事はできるのでしょうか?

「任意加入」で年金を増やすとともに60才以降もiDeCoの加入資格を得る!

結論から言うと、出来ます。

「任意加入」という方法です。

条件は

1、日本国内に住所を有する60歳以上65歳未満の方

2、老齢基礎年金の繰上げ支給を受けていない方

3、20歳以上60歳未満までの保険料の納付月数が480月(40年)未満の方

4、厚生年金保険、共済組合等に加入していない方

私の場合36ヶ月の未納期間があるので63歳まで任意加入する事が出来ます。

そして任意加入している間は1号被保険者となるためこの期間はidecoにも加入できるわけです。

貰える年金が増えて、掛金全額控除のidecoのメリットも享受できちゃいます。

ideco始めてみませんか?

年金や社会保険料を払わないとどうなるの?そのデメリットは?

世の中には年金や社会保険料の支払いを拒否する姿勢のかたも存在します。年金を「意図的」に未納としている方もいらっしゃいます。

年金や社会保険料を支払わないとどういう影響が生じるのでしょうか?

【大前提】年金や社会保険料の支払いは国民の義務

いうまでもなく年金や社会保険料の支払いは国民の義務です。支払いをしないと年金・保険制度そのものが成立しなくなります。

とは、いってもこういう考え方の方々に正論をぶつけても、聞いてはもらえないような気がします。

FPとして、具体的に個人にどういう影響がでるのかをお話ししたほうがいいのかな、と思います。

影響1、あなたが年金を払わないと、万が一の場合の障害年金や遺族年金をもらえない。

→本人が年金をもらえないのはしょうがないとしても、障害を持ったり亡くなった場合に家族に支払われるものが何も無い、という状態になります。自分の家族の負担が増えてしまいます。

影響2、あなたが要介護になった時、10割負担になる

→介護保険料を払ってないと、介護は全額自分で対処しなければなりません。払っていれば1割負担。つまり保険料を払っていないと10倍の負担となるわけです。介護する家族やこどもへの負担が増しますね。介護保険料を払っていればその分は社会が負担してくれるわけです。

影響3、あなたが年金をもらうと、実はあなたの子供も助かるんです

→あなたが年金をもらえなかったら、あなたの老後生活費を、子が出さざるをえま

せん。つまり子供の負担が増えます。の家族・子供を守るものでもあるわけです。

以上、ご覧いただいた様に年金・社会保険料というものはあなた自身を守ると同時に、あなたの家族・子供を守るものでもあるわけです。

年金・社会保険料はきっちり納付することをお勧めします!