2024年 6月 の投稿一覧

退職金が振り込まれました。

今日で定年退職から約ひと月。

ついに老後資金の柱、「退職金」が無事振り込まれました。

通帳に記帳すると、改めて「定年になったんだなあ・・・」と実感。

退職所得は「源泉分離課税」!

皆さん、退職金は「退職所得」という区分で、「給与所得」とは別の扱いになっていることはご存じですか?

まず「退職所得控除」という控除枠があって、40万円x20年+(在職年数-20年)x70万円までは税金がかかりません。私の場合在職37年でしたから・・・40万円x20年+(37-20)x70万円=1990万円 までは手取り100%となるわけです。

え、いくらもらったのかって?言える訳ない(笑)1990万には遠く及ばない金額、とだけ言っておこう。つまり、1990万円に達していないため、税金は一銭も引かれず振り込まれておりました。

なお退職所得は「源泉分離課税」です。前もって「退職所得の受給に関する申告」書を提出することにより、給与所得とは別に源泉徴収を行い、それで課税が終了します。

この書類の提出を怠ると、退職金の収入金額から20.42%の所得税及び復興特別所得税が源泉徴収されてしまいます。取り戻すためには確定申告が必要になります。

退職金は税制的に優遇されている

このように退職金はその受取の事由からかなり税制的に優遇されています。たとえ受取額が「退職金控除額」を超えてしまった場合でも課税対象額は超えた分の1/2です。つまり私が3000万円の退職金を受け取ったとしても3000円-1990万=1010万円に対して課税されるのではなく、1010万円x1/2=505万円に対しての課税となります。

ただ、この退職控除はどうやら見直される事になりそうな状況です。「40万x20年+(在職年数-20年)x70万」から「40万x在職年数」への制度変更を政府は検討している模様です。はてさて、どうなりますことやら・・・

定年退職となりました。継続雇用で引き続き働いてはいますが、自分自身のライフプランシュミレーション作成し、今後のより理想的な働き方を模索中です。

アルバイトで小さく稼ぐ

こんにちは。

5月23日をもちまして、勤めていた会社を定年退職致しました。

といってもそのまま継続雇用で働くので、現在も何も環境は変わっておりません。同じ席で同じ仕事に従事しています。変わるのは「給与」と「呼び名」のみ・・・

身分的には「マスター社員」という呼び名に変わります。

1年ごとの契約更新などといった「有期契約」ではなく、希望すれば65歳までは働くことができます。この点はありがたいですね。

基本給は定年退職前から約4割減、です・・・・

職場の上司(年下)には、給料が4割減って責任も業務量も同じっていうのは、ちょっと納得できないよね?という話をしました。「そりゃそうですよね」と彼も同意。

というわけでマスター社員になったら「責任者からは外してもらう」「基本的には対外的に表に出ることは極力しない」「現スタッフのフォロー的立場での仕事をメインとする」ということで一応の合意をみております。当然残業も減るでしょうから、その分FPとしての仕事に時間を費やすつもりです。

ただ組織の常として、こういった「合意」はなかなか守られません。そもそも人が足りてはいないので、いざ始まれば結局昨年までやっていた仕事をズルズルとまたやることになるのではないのかなと少し危惧しています。

あと1年やってみて、当初の「合意」が守られないようであれば、仕事を変えることも視野にいれなければならないかな、と考えており、その場合どんな職がありそうか今からリサーチをしているところです。

60歳になった今、子供は二人とも独立し、家のローンもありません。夫婦二人で生活できれば十分です。

というわけで自分自身のライフプランシュミレーションを作ってみました。

その結果、61歳~65歳まで月15万円、66歳~70歳まで月5万円の収入を確保すれば、資産(退職金と預金の合計)は90歳時点でもまだ十分に残っている、という結果になりました。

月15万の収入であれば正社員にこだわる必要もなさそうです。時給1300円のアルバイトで働けば、約115時間で達成可能です。一日8時間働くとすると、14.3日分となります。週3日~4日労働で十分達成できそうです。

アルバイトであれば60代でも採用してくれるところは、どうやらありそうな感じです。私は運転が好きなので「高齢者施設利用者の送迎ドライバー」や「レンタカーの回送ドライバー」あたりを狙っています(笑)

こうしてシュミレーションをすると、今まで漠然と抱えていた「不安」が、クリアーになります。沢山のお金を稼ぐ必要は薄れ、「小さく長く」収入を得続けることが重要になってくるのです。

ちなみに私の退職金は、サービス業に従事する4大卒の社員の平均値を10%ほど下回っています。65歳から支給される年金も夫婦で月20万です。そんな私でも70歳まで「小さく長く」働き続けることで、このような比較的余裕のある見通しを持つことができるわけです。

老後に生活に「不安」を持つのはそれが「漠然」とした不安だからなのではないか、と思います。今の資産状況、これからの収入、年金受給額、支出予定等々を明確にしシュミレーションを行うことで、自分の将来が「見える化」され、足りている部分、改善しなければいけない部分が明らかになり、より自分の未来に対して前向きになれると思います。

自分の老後の生活に不安をお持ちの方は、ぜひ一度FPに相談してみてはいかがでしょうか?