2021年 9月 の投稿一覧

年金や社会保険料を払わないとどうなるの?そのデメリットは?

世の中には年金や社会保険料の支払いを拒否する姿勢のかたも存在します。年金を「意図的」に未納としている方もいらっしゃいます。

年金や社会保険料を支払わないとどういう影響が生じるのでしょうか?

【大前提】年金や社会保険料の支払いは国民の義務

いうまでもなく年金や社会保険料の支払いは国民の義務です。支払いをしないと年金・保険制度そのものが成立しなくなります。

とは、いってもこういう考え方の方々に正論をぶつけても、聞いてはもらえないような気がします。

FPとして、具体的に個人にどういう影響がでるのかをお話ししたほうがいいのかな、と思います。

影響1、あなたが年金を払わないと、万が一の場合の障害年金や遺族年金をもらえない。

→本人が年金をもらえないのはしょうがないとしても、障害を持ったり亡くなった場合に家族に支払われるものが何も無い、という状態になります。自分の家族の負担が増えてしまいます。

影響2、あなたが要介護になった時、10割負担になる

→介護保険料を払ってないと、介護は全額自分で対処しなければなりません。払っていれば1割負担。つまり保険料を払っていないと10倍の負担となるわけです。介護する家族やこどもへの負担が増しますね。介護保険料を払っていればその分は社会が負担してくれるわけです。

影響3、あなたが年金をもらうと、実はあなたの子供も助かるんです

→あなたが年金をもらえなかったら、あなたの老後生活費を、子が出さざるをえま

せん。つまり子供の負担が増えます。の家族・子供を守るものでもあるわけです。

以上、ご覧いただいた様に年金・社会保険料というものはあなた自身を守ると同時に、あなたの家族・子供を守るものでもあるわけです。

年金・社会保険料はきっちり納付することをお勧めします!

相続をスムーズに!終活の為に銀行口座を減らす

相続対策のひとつとして「預金口座を事前に減らしておく」というものがあります。

どういったメリット・デメリットがあるのでしょうか?

銀行口座を減らしておく3つのメリット

3つのメリット

1、生前の財産管理が容易になる

銀行口座を複数所持していると、財産の全体像を把握しづらくなります。

私自身も銀行口座は主なものだけでも3口座ありますが、家計簿アプリを使うようになったここ1,2年は全体の資産を把握することが出来るようになりましたが、特に高齢者にとって資産の全体像を把握するのは結構な負担になると思われます(アプリ等も使いこなせない可能性が高いですし・・・)

またもし認知症になってしまったらより困難になりますので、そうなる前に口座の整理をしておくほうが良いのではないでしょうか?

またこれからの時代、通帳を発行しない口座が増えてくることも予想されます。

口座数は最小限にしたほうが合理的かもしれません。

ちなみにみずほ銀行は通帳を発行するのに1100円の手数料が請求されます

2,遺言が書きやすくなり、遺産分割がしやすい

「長男にはA銀行の預金を、次男にはB銀行の預金を、長女にはC銀行の預金をそれぞれ相続させる」とする遺言を作成すれば遺産相続がスムーズです。

口座数を相続人の数と一致させる、という生前の準備が必要ですね。

遺言作成後、相続額を変更する場合でも各口座間で振込を行い、預金額を調整すればいいだけです。そういう意図があることも遺言に記載しておけばよりベターです。

3,相続発生後の手続きが楽になる

口座の解約は本人が生前行うほうが簡単です。

相続発生後の口座解約や名義変更は相続人が口座のある支店まで出向かねばならず、かなり煩雑な手続きが必要です。相続税の申告期限である、「相続発生から10か月以内」に手続きを終わらせる必要が出てきます。

生前に口座を整理しておけば、こういった手続きを少しでも減らすことができます。

デメリットとその対策

デメリット

1,ペイオフの問題

銀行が破綻した場合、保証される金額は普通預金、定期預金涛合わせて1000万円まで、という制度があります。いわゆる「ペイオフ」です。

資産家の中にはこのペイオフを意識して1000万円ごとに口座を複数持っている場合があります。

簡単に言うと1億円の現預金がある人は「ペイオフ」を意識するならば1000円万円x10口座に分ける必要が出てきます。

ただこの「ペイオフ」については一つ裏技があります。

1000万円を超える部分を「決済用預金」として預け入れる方法です。

「決済用預金」は銀行が破綻した場合でも普通預金・定期預金の1000万円とは別にその全額が保護されます。

ただしデメリットもあります。

・利息が付かない

・普通預金や定期預金の残高に応じたサービス(振込手数料無料、ATM利用手数料無料等)が受けられない銀行がある

口座整理と「ペイオフ」については利便性とリスクの兼ね合いをどうとるか、という事になります。個人個人の考え方次第ではありますね

複数口座を整理する順序

複数口座を整理する順序

①まずどの口座を残すかを決定

②残す口座に資金を集約

③残高が無くなった口座は生前に解約

銀行口座の整理、一度検討してみてはいかがでしょうか?

4年間で80万円プラス!「ほったらかしインデックス投資」って実際のところ、どうなの?その実例と実践方法

老後資金確保のための投資活動の一つの方法として「ほったらかし投資」と呼ばれるものがあり、私も4年ほど実践しています。

そもそも「ほったらかし投資」とは何ぞや?というところを私の実例・実践方法をまじえながらお話したいと思います。

ほったらかし投資の要点

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1,当面の生活費に充てる「生活防衛資金」を別途用意し普通預金に置く。

2,「リスクを取ってもいいと思う金額」をインデックスファンド投資に振り向ける。

3,インデックスファンドは「外国株式」と「国内株式」を半々に投資し、それぞれ運用4,管理費用の安いものを選ぶ。

5,給与所得者などは毎月積立投資でインデックスファンド投資を増やしてもいい。

6,NISA(一般、つみたて、何れか)、iDeCoなど税制が有利な投資口座を有効利用する。        (引用:トウシル 2021年の「ほったらかし投資術」山崎元より)

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一般的にはこんな感じだと思います。

さて、このブログでは「ほったらかし投資の実際」というテーマですので、私自身の4年間のほったらかし投資(ほったらかし積立投資でもあります)の方法と現状どうなっているか、を明らかにしていきたいと思います。

1,2についてはこの記載の通りの形で実行しています。

生活費からは一切拠出しておりません。私の小遣いからと父の遺産が資金の出所となっています。

インデックスファンド、という言葉に馴染みの無い方の為に少し説明しますと、基本的に「ほったらかし投資」の際に購入するのは「投資信託」です。ここではファンドと表記されています。

投資信託(ファンド)にはパッシブ型とアクティブ型の2種類があります。

日経平均株価やTOPIX、アメリカのダウ平均株価やS&P500など、投資市場には様々な「指標」が存在します。パッシブ型の投資信託というのはこれらの指標に連動して値が動くように設定された投資信託(ファンド)です。比較的値動きは緩やかで、リスクは低めとなっています。

対してアクティブ型の投資信託(ファンド)はこれらの指数の値動き以上のパフーマンスを

出すような銘柄設定となっています。値動きは激しく、リスクは高めです。

私はすべての資金を「インデックスファンド」に」投資しています。

ほったらかし投資は時間を味方に付ける投資方法です。早く始めれば始める程、いい結果を享受する確率が高まる、と考えられます。

3,については「ほったらかし投資」を始めた時点ではこんな感じで投資信託(ファンド)を購入していました。

ですが、2年ほどして「外国株式」8割「国内株式」2割の比率にシフトしました。

結果については後ほど見て頂きたいと思います。

4,についてはマストだと思います。私が購入している「投資信託(ファンド)」は例外なくすべて「ノーロード」の「投資信託」です。「ノーロード」とは販売手数料がかからない投資信託のことを言います

5,については私は毎月2万円の投資信託を購入し続けています。どの投資信託を購入しているのかについては後ほど記載致します。

実際の運用結果

先進国株式インデックスファンドA(現在月1万円積立継続中) 

取得総額        823,000円  

時価評価額       1,375,239円

トータルリターン   + 552,239円

評価損益       + 67.10%

全米株式インデックスファンドB(現在月1万円積立継続中) 

取得総額        325,000円  

時価評価額          468,240円

トータルリターン   + 143,420円

評価損益       + 44.07%

TOPIXインデックスファンドC 

取得総額         176,000円  

時価評価額        258,203円

トータルリターン   + 82,203円

評価損益       + 46.70%

新興国株式インデックスファンドD 

取得総額        176,000円  

時価評価額          256,312円

トータルリターン     + 80,312円

評価損益          + 45.63%

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総計

取得総額        1,500,000円  

時価評価額          2,357,994円

トータルリターン      + 857,994円

評価損益          + 57.19%

以上がほったらかし投資4年間の結果となります。

時間を味方につけて10年20年タームの投資を!

4年間で利回り50%超えですので、まあ出来すぎだとは思います。

但し4年間の中で幾度も大きな市場の下落は経験した上でのこの数字であることはこれから投資を始めてみようとお考えの方には参考事例になるのかもしれません。

特に昨年のいわゆる「コロナショック」の時の下げでは、含み益がプラス40万円か

らマイナス10万円まで落ち込み、さすがに不安になりました。それでも我慢して積立を続けたところ結果としては4か月程でコロナショック前に戻し、現在はそこから倍増していることになります。あそこで売却していたら今は無かったという事です。

ほったらかし投資(積立投資)は10年20年タームで考える投資法であることを実感しました。

いかがでしたか?

「ほったらかし投資」について私自身の実例を交えながらお話してまいりました。

「興味はあるけど、どうやって始めていいのかわからない」「どうやってファンドを選べばいい?」等々、質問があればお気軽にお問い合わせください。

※なお、証券外務員資格、投資アドバイザー資格等は保持しておりませんですので

具体的な銘柄等のご紹介は出来かねます。