定年前後の会社員が知っておくべきこと ~その1~退職金

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定年後

あなたは自分の退職金がいくらか知っていますか?

老後資金の大事な財源のひとつである退職金。                         会社員の皆さん、あなたは自分の退職金がいくらなのか知っていますか?

第一生命経済研究所「退職金制度に関する意識調査」によると、「退職金を自分で計算したことがある」という人は、全世代では全体の17.3%、50代では30%しかいないんだそうです。      50代会社員の全体の70%が自分の退職金額を正確に把握していない、ということになります。

自分の退職金が正確に把握できないと、退職後のライフプランのシュミレーションを作ることができません。そうなると老後破産しないためには、60歳でリタイアしても大丈夫なのか、65歳まで働く必要があるのか、はたまた70歳まで働かないとキツいのか、正社員で働くべきなのか、アルバイトで緩く働くでも大丈夫なのか等々の判断をすることができないのです。

自分の退職金額を把握しましょう!

「自分の退職金額がわからない」という場合にはどうすればいいのでしょうか?
①総務部に確認!                                  総務部に「私、退職金いくらもらえるのかな?」と聞いてみましょう。すぐに教えてくれるはずです。
②自分で計算!                                        退職金の計算は意外とかんたんです。
計算方法・・退職金基礎給x支給率+特別加算or減算=退職金額
   退職金基礎給→年に一度「賃金辞令」等で確認できます
   支給月数→勤続年数によって変わります。通常「就業規則」に記載されています。

「退職金」の意味と使い道

「退職金」って長年働いたことに対する「ご褒美」なのでしょうか? いいえ、そうではありません。退職金は後払いされる「給与」なのです。ではそんな退職金の使い道は、どう考えればいいのでしょうか?

旅行の資金                                          子や孫への援助資金                                     住宅ローンの残債を完済
資産運用

等々・・・まあ、いろいろありますよね。

でも、退職金の一番大事な使い道は老後を生きるための資金なんですよね。

千万単位のお金が振り込まれ、気が大きくなって「世界一周クルーズ」に出かけたり、孫や子に大判振る舞いしてしまったり、経験のない資産運用に大きな金額を投じてしまったり・・・というお金の使い方をする前に一度このことを思い出してください。

「老後資金としての退職金」と「ライフイベントの資金としての退職金」を仕分けして、退職金の使い方を考えてみてください。

  

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