
夕方のニュースで「今日の日経平均株価は大幅に値上がりしました!」と聞いて、ワクワクしながらご自身の投資信託の画面を開いたのに、「あれ?全然増えていない…」とガッカリした経験はありませんか?
退職金を元手に運用を始めた方からも、こうした戸惑いの声をよくお聞きします。でも安心してください。実はこれ、あなたの運用方法が間違っているわけではないのです。
今回は、ニュースの報道と実際の運用成績に「実感とのズレ」が起きる理由について分かりやすく解説します。
ニュースの「日経平均」と自分の「TOPIX連動投資信託」がズレる理由
結論から言うと、「日経平均株価」と「TOPIX(東証株価指数)」は、必ずしも同じ動きをするわけではないからです。
- 日経平均株価: 日本を代表する225社の株価の平均。一部の「株価が高い銘柄(値がさ株)」の動きに数字が引っ張られやすい特徴があります。
- TOPIX(東証株価指数): 日本の株式市場全体の規模(時価総額)をベースに計算されています。一部の銘柄に左右されにくく、より「日本の株式市場全体の動き」を反映していると言われています。
ご自身が保有している投資信託がどの指数に連動しているかによって、日経平均のニュースとは違う動きをするのは当然のことなのです。
実例で見る!指数の違いによる値動きの差
実際のデータを見てみると、その違いは一目瞭然です。 例えば、ある日の株式市場(6月5日)の動きを比較してみましょう。
- 日経平均: ▲1.31%の下落(882円の値下がり)
- TOPIX: わずか▲0.07%の下落
この日、日経平均は大きく下がってニュースにもなりましたが、私が保有しているTOPIX連動型のファンドの基準価格は、ほぼ横ばいでした。画面を見て、ちょっとホッとしたのを覚えています(笑)。
テレビのニュースでは、どうしても言葉として馴染みのある「日経平均」ばかりが大きく報道されがちですが、その派手な数字だけを見て一喜一憂するのは禁物です。
60代からの資産運用で一番大切なこと
私たち60代が退職金などの大切な老後資金を運用していく上で重要なのは、ニュースの数字に振り回されることではありません。
「自分の大切な資産が、一体何に連動して動いているのか?」を冷静に把握しておくことです。中身をしっかり理解していれば、一時的な市場のノイズに焦ることもなくなります。
あなたは「日経平均連動型」と「TOPIX連動型」、どちらがお好みですか?ぜひ、ご自身のポートフォリオを一度確認してみてくださいね。
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