「もし今日、あなたに何かあったら。家族はあなたのスマホのロックを解除できますか?」
SNSのアカウントは誰が削除するのか。また、毎月支払っているサブスクリプション(定額サービス)の引き落としは誰が止めるのか。「デジタル終活」という言葉を聞くと少し大げさに感じるかもしれません。けれどもスマホが生活のインフラとなった今、実は今すぐ考えるべき重要なテーマです。
私の友人が急逝した時、残されたご家族が一番困ったのは「スマホが開けないこと」だったそうです。友人の連絡先も、家族との思い出の写真も、銀行や証券会社の通知も、すべてはロックされたスマホの中。「いつかやろう」ではなく「今」整理しておくことの大切さを痛感した出来事でした。
この話を聞いて、先日私も妻とお互いのスマホのパスワードを共有しました。「もしもの時」の話をするのは少し照れくささもありましたが、いざ共有してみるとすごく安心感がありました。デジタル終活は、夫婦でこれからのことを話す良いきっかけにもなるのだと実感しています。
特に見落としがちなのが「サブスク」の存在です。本人が亡くなった後も、クレジットカードが利用停止にならない限り延々と課金され続けてしまうケースが非常に多いのです。
だからこそ、元気な今のうちにシンプルな整理を始めましょう。具体的にやるべきことは以下の5つです。
✅ スマホ・PCのパスワード整理と共有
✅ SNSアカウントの取り扱い方針を決める
✅ サブスク・課金サービスの棚卸し
✅ 写真・データのバックアップ先を家族と共有
✅ パスワード管理ツールに一元化
デジタル終活というと「死」の準備のように聞こえます。しかし実は、今の暮らしを整理する「デジタル片付け」のようなものです。
使っていないアプリを消し、眠っているサブスクを解約する。放置しているクラウド容量を見直す。身軽になると今の生活が快適になるだけでなく、無駄な支出が減るため家計の改善にもつながります。
今日できる小さな一歩から始めてみませんか?
- パートナーや家族とパスワードを1つ共有する
- 使っていないサブスクを1つ解約する
- 大事な写真をクラウドにバックアップする
3つ全部を一度にやる必要はありません。まずはどれか1つ、今日から行動してみましょう。

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