61歳、再雇用として働き始めてまもなく2年が経とうとしています。

現役を退き、同じ会社で「マスター社員(再雇用)」として再出発したものの、直面したのは理想とは程遠い現実でした。

再雇用は給与と仕事量が見合ってない!

一番の悩みは、あまりにもアンバランスな「給与と仕事量」の関係です。

再雇用で給与は現役時代の6割にまで減ったのに、任される業務量も責任の重さも、フルタイム時代とほとんど変わらない。毎日「これっておかしくないか?」と自問自答しながらデスクに向かう日々。正直、精神的にも追い詰められ、会社に行くのが辛い時期もありました。

変えるには行動するしかない

「いっそ辞めて、送迎ドライバーなど別の道を探そうか」

そんな考えが頭をよぎったことも一度や二度ではありません。しかし、私は逃げるのではなく、今の場所で現状を訴え続ける道を選びました。

それから2年。粘り強く交渉を重ねた結果、ようやく変化が訪れました。

私の担当業務のいくつかを、他のスタッフと共同で行う体制に整えてもらえたのです。ようやく、給与に見合った仕事量、そして納得のいく責任分担へと近づくことができました。

再雇用の身でも言いたいことは言葉にして会社に伝えよう

この経験から、同じ悩みを持つ「御同輩」の皆さんに伝えたいことがあります。

それは、「自分の意思は、しっかりと言葉にして会社に示すべき」だということです。

「再雇用で置いてもらっている身だから」と、不満を飲み込んで黙々と耐えるのが美徳とされた時代もありました。しかし、今は違います。高齢者の労働力に対する企業の考え方は、少しずつですが確実に変化しています。会社側も、実は「どう扱うのが適切か」を測りかねているケースが多いのです。

こちらが沈黙していれば「今の条件で納得している」と見なされます。現状を変えたいのなら、まずは声を上げること。それが自分を守り、ひいては次に続く後輩たちのための「道」を作ることにも繋がります。

ようやく心に余裕が生まれ、これなら65歳まで完走できそうだと感じています。

人生100年時代、無理をして心身を削る必要はありません。自分らしく、納得感を持って働くために。まずは一歩、言葉にすることから始めてみませんか。


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