いやー、やられました、「トランプ関税ショック」。今4月5日の朝ですが、昨日、ニューヨークダウはマイナス1600ドル、日経平均は955円下がりました。で、一夜明けた今日、ニューヨークダウはさらに2200ドル(!)値下がり。1日の下落幅としては過去三番目の大きさだそうです。

みるみる投資信託の資産額が減少・・・

「トランプ関税ショック」のおかげで、私の投資信託もここ数日でみるみる価額が減少しています。まさにジェットコースター状態。こういう時は静かにスマホの画面を消して、忘れることが大事です。「自分でコントロールできないことは気にしない」の精神が大切かと。

昨年8月の「令和のブラックマンデー」に続いて、昨年の新NISA開始から市場に入ってきた投資初心者にとっては大きな試練となりそうです。ここで投資をやめてしまうのか、我慢してマーケットに居続ける選択ができるのか、でその人の投資家としての適性が試されているような気がします。

ここで投資をやめてはいけない!細く長く続けよう

株式投資は「マーケットにできるだけ細く長く居続ける」という姿勢が非常に大切です。大きく下げて怖くなって売ってしまったらそこでマイナスが確定します。売る前であれば、いくら下がってもそれは「含み損」。損確定では無いのです。私は今回の様にマーケット全体が外的要因によって(個別の会社の業績等とは無関係に)下降してしまう場合は、しばらく様子見を決め込み動かないことにしています。積立投資を行っている場合は、何も変えず淡々と続けていく事が大事です。

「コロナショック」の時の経験を生かす

リーマンショックの時は株価が元に戻るまで3年かかった、と言われています。コロナショックの時は半年程度時間がかかりました。私は投資家としてに「リーマンショック」は経験していませんが、「コロナショック」の時には一週間で含み益がマイナスになり、その後3カ月程度で元に戻り、1年後にはコロナショック前の150%まで利益が増える、という体験をしました。こういう経験を積み重ねる事で「長期投資家」としてのメンタルが培われていくと思います。

とはいえ今回は「人的要因」でこういう状況が引き起こされています。トランプ大統領は「マーケットが下降しても関税についての政策は変えない」と言っていることから、この状況が変わるには少し時間がかかりそうかな、と思っています

「トランプ関税ショック」を経験値に変えマーケットに居続けよう

新NISA開始から投資を始めた皆さんもすでに2回の「暴落」を経験したわけです。これを貴重な経験と前向きにとらえ、ぜひマーケットに居続けてもらいたい、と願っています。

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